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三菱エアコンのランプがずっと点滅しているときは|自己診断エラーの見分け方と安全な止め方

三菱エアコンのランプがずっと点滅して消えないとき、多くは自己診断機能が働いて「何らかの異常や保護動作が起きた」ことを知らせています。

点滅=即故障とは限りませんが、放置すると停止や能力低下、二次故障の原因になるため、点滅の意味を見分けて安全に止める手順を踏むのが近道です。

本記事では、点滅の読み取り方、リモコンでのエラー番号確認、ユーザーが安全に試せる復旧手順、やってはいけない対応、サポートへつなぐ時の準備まで、実践順に詳しく解説します。

三菱エアコンのランプ点滅は何を示すのか

三菱の家庭用ルームエアコン(例:霧ヶ峰シリーズなど)では、室内機前面の「運転ランプ」「タイマーランプ」「フィルターサイン」などのLED点滅で状態を知らせます。

点滅には「一時的な保護動作中」「お手入れ喚起」「異常の検知」の三系統があり、どのLEDが、何回、どんな間隔で点滅するかで意味が変わります。

最初に行うべきは「観察と記録」です。

慌てて電源の入切を連打する前に、次の三点をメモしてください。

  • 点滅しているランプ名(運転/タイマー/フィルターなど)。
  • 点滅回数と周期(例:短く3回点滅→少し間→繰り返し)。
  • 単独点滅か交互点滅か同時点滅か。

この3情報が、後で取扱説明書やエラー一覧と照合する「鍵」になります。

正常動作に含まれる一時点滅の例

  • 冬季の霜取り運転中に一時停止や表示が変化する。
  • セルフクリーンや内部乾燥中の表示。
  • フィルター清掃サインの点滅(一定時間・積算運転で点灯)。

数十分以内に消えて能力も回復するなら様子見で構いません。

長時間継続、能力低下、異音・異臭を伴う場合は異常側で切り分けます。

点滅パターンの読み取りのコツ

三菱は「点滅回数」で大枠の系統、「組み合わせ(交互/同時)」で範囲を絞る方式が一般的です。

ただし型式によって割り当てが違うため、あくまで「読み取り手順」を覚え、意味の特定は必ず機種の取説と照合してください。

観察ポイント見る理由メモ例
どのLEDか。通知種別の切り分け。運転LEDが点滅、タイマーLEDは消灯。
回数と周期。系統(温度・圧力・通信等)推定。短3回→0.5秒停止→繰り返し。
組み合わせ。交互/同時で意味が変化。運転とタイマーが交互。

リモコンでエラー番号を確認する(自己診断)

三菱の多くの機種は、リモコン操作で「自己診断」を行い、エラー番号(例:P◯◯/U◯◯など)を表示できます。

操作手順は型番で異なるため、取扱説明書の「自己診断」「故障かなと思ったら」を参照し、手順に沿って番号を表示させます。

番号が出たら「番号」「発生した条件」「点滅パターンのメモ」をセットにして控えましょう。

型番と確認場所

型番は室内機銘板(側面や下面)、リモコン背面、保証書、購入時の納品書に記載されています。

室内機は「MSZ-◯◯◯」、室外機は「MUZ-◯◯◯」で始まることが多く、問い合わせや取説検索に必須です。

型番が分からない場合はスマホで銘板を撮影しておくと後の連絡がスムーズです。

安全に点滅を止める基本リセット手順

一過性の保護動作や誤検知が原因であれば、「安全なリセット」で解除できます。

以下はユーザーが試せる最小限の手順です。

分解を伴う作業は行わないでください。

手順(最短版)

  • 運転を停止し、風が完全に止まるまで待つ。
  • 前面パネルを開けてフィルターを外し、屋外で軽く叩いて大物の埃を落とす(乾式)。
  • 掃除機の弱でフィルター裏面から吸い、目詰まりを除去(洗える機種は水洗い→完全乾燥)。
  • 室内機の吹出口ルーバーを開き、見える範囲の埃団子だけを柔らかいモップでそっと払う。
  • ブレーカー(またはコンセント)をOFFにして3〜5分待つ(内部放電・制御リセット)。
  • ブレーカーON→運転再開。

点滅の再現有無を確認します。

これで点滅が消え、能力も戻るなら「保護動作が正しく働いた」か「目詰まり起因」の可能性が高いです。

解除できないときに追加で見る場所

箇所。見るポイント。対処。
室外機周辺。前後30cm以内の障害物、落ち葉、雪かぶり。退避・除去で吸排気を確保。
排水(ドレン)。水漏れ跡、ドレンホースの折れ/詰まり。ホースの折れを戻す、連続漏れは使用中止。
室温/設定。過度な設定差で過負荷になっていないか。段階接近に見直し。
電源周り。ブレーカーの過熱/トリップ履歴。異常があれば使用中止→相談。

異臭(焦げ臭)や異音(唸り・金属擦れ)、連続する水漏れがある場合は即停止し、電源を切って使用を中止します。

よくある原因とユーザー対処の対応表

体感・状況。想定原因のカテゴリ。まず試すこと。やめるべきこと。
風が弱くゴー音が増えた。フィルター/吹出口の目詰まり。フィルター乾式清掃→リセット。濡れたまま装着、強こすり。
冷え/暖まりが悪い。室外機の吸排気阻害、霜/雪。前後の障害物除去、雪払い。通風口を塞ぐカバー設置。
運転中に一時停止と点滅。霜取りなど保護動作。様子見(数十分で復帰)。連打で入切、設定極端化。
水が垂れる/におい。ドレン詰まり/内部汚れ。使用中止→クリーニング相談。自己流の水かけ清掃。
突然の停止と点滅継続。電装/センサー異常。停止→電源OFF→相談。分解、基板露出作業。

やってはいけないこと(安全と保証の観点)

  • 前面カバーの奥まで水を直接噴霧したり、高圧洗浄機を用いる。
  • 運転中のルーバーを押したり手で回そうとする。
  • 基板カバーを外す、端子に触れる、自己流で配線を動かす。
  • 室外機の排気口を覆うカバーを付けたまま運転する。
  • 点滅解除のためにブレーカーを短時間で何度も入切する。

ユーザーができるのは「観察・記録・軽清掃・安全な電源リセット」までです。

無理は禁物です。

季節・環境別に起こりやすい点滅の背景

冬(暖房)に起こりやすい背景

外気温が低い環境では、室外機の熱交換器に霜が付きやすく、霜取り運転(デフロスト)が頻発します。

これは保護・性能維持のための正常動作です。

ベランダや庭で室外機の前後に障害物がある、北風直撃で冷やされ続ける、雪が積もる、などの条件が重なると霜取り頻度が増え、点滅や一時停止が目立ちます。

風防や遮風板は「吸排気を塞がない位置・サイズ」で設置し、前後30cm以上のクリアランスを確保してください。

夏(冷房)に起こりやすい背景

直射日光で室外機の吐出温度が上がると、圧力保護が介入して能力が落ちたり点滅が出やすくなります。

すだれ・オーニング等で日射を和らげつつ、室外機正面の排気は遮らない工夫が有効です。

室内側はフィルターの目詰まりが強風連発の原因になるため、月1の乾式清掃を固定してください。

梅雨・秋雨(湿度)に起こりやすい背景

湿度が高い日は結露水が増え、ドレンの流量が上がります。

ドレンホースの折れ・高低差・虫の侵入で排水が滞ると、水位検知や漏水で停止・点滅が発生しがちです。

ホース先端の位置を地面や水たまりに浸けない、先端に虫除けキャップを付けるなどで予防できます。

フィルターと吹出口の「静音・安定」メンテナンス

手順(推奨ルーティン)

  • 電源停止→前面パネルを開く。
  • フィルターを外し、屋外で軽く叩いて埃を落とす。
  • 掃除機の弱で裏面から吸い、目詰まりを外へ抜く。
  • 洗えるタイプは常温の流水で押し洗い→タオルで押し水→完全乾燥。
  • 吹出口の見える埃団子を柔らかいモップでなでて除去(強くこすらない)。
  • 装着後に「弱」で試運転し、風切り音や振動がないか確認。

これだけで、自己診断の介入頻度や強風時間が目に見えて減ります。

それでも消えないとき:ユーザーが触れられない領域

リセット・軽清掃・環境確認でも点滅が続く場合、内部センサー、ファンモーター、熱交換器の詰まり、冷媒系統、電装基板、室内外機間通信など、専門領域の可能性が高くなります。

この領域は分解・電気計測・漏えい点検が伴うため、無理をせずサポートや専門業者に委ねてください。

連絡のタイミング指標

  • リセット後ただちに点滅が再現する。
  • エラー番号が明確に表示される(同番号が繰り返す)。
  • 異音(ゴロゴロ、金属擦れ、断続的な唸り)や焦げ臭がする。
  • 漏水・結露が止まらない、ブレーカーが落ちる。

いずれか一つでも当てはまれば、使用を中止し連絡へ進みましょう。

サポート・修理をスムーズにする準備

問い合わせ用メモ(テンプレ)

  • 【型番】室内機:MSZ-◯◯◯/室外機:MUZ-◯◯◯。
  • 【設置年・購入年】例:2020年6月。
  • 【点滅パターン】運転LED短3回→間→繰り返し、タイマーLED消灯。
  • 【自己診断番号】リモコン表示の番号(あれば)。
  • 【発生状況】冷房26℃自動、外気32℃、帰宅直後。
  • 【対処済み】フィルター清掃、室外機前方の障害物撤去、電源リセット。
  • 【症状の補足】異音/異臭/漏水の有無、動画の有無。

要点だけ簡潔に伝えるのがコツです。

スマホ動画があると診断が格段に速くなります。

点滅を出にくくする「運用の工夫」

設定のコツ(段階接近)

帰宅直後に設定を極端に振ると、圧力や温度の立ち上がりが急峻になり、保護が入りやすくなります。

冷房は室温−1〜2℃から、暖房は+1〜2℃から始め、5〜10分刻みで段階接近させましょう。

除湿を先行させると体感が上がり、過度な強風時間を短縮できます。

就寝前は「しずか/弱+風向天井なで」に切り替え、直撃を避けるだけでも必要回転数が下がります。

室外機の環境を整える

前後30cm以上の空間を確保し、排気を遮るボードや荷物、植木鉢を置かないこと。

直射日光が厳しい場所は、排気を妨げない位置にすだれ等を工夫しましょう。

冬は雪払い、霜柱の防止も有効です。

サーキュレーターの弱活用

室内の温度ムラは過負荷の温床です。

サーキュレーターを「弱・壁沿い・天井なで」で使い、直撃させないように回すと、設定を過激にしなくても体感が整い、保護介入の要因が減ります。

ケース別:現場で役立つクイックガイド

ケース1:点滅+冷えない/暖まらない。

最初に室外機前後の障害物とフィルターを確認。

清掃→3〜5分の電源OFF→再投入。

改善がなければ自己診断番号を取得し、連絡へ。

無理な連続運転は避けます。

ケース2:点滅+水漏れ。

使用を止め、ドレンホースの折れや先端の水没・泥詰まりを確認。

改善しなければクリーニングや修理の領域です。

感電・漏水拡大の恐れがあるため、自己流の水洗いは厳禁です。

ケース3:点滅+異音/焦げ臭。

即停止→ブレーカーOFF。

再投入テストは行わず、型番・点滅メモ・発生条件を揃えて修理依頼。

安全最優先で行動します。

点滅の正しい読み方と安全な止め方(まとめ)

三菱エアコンのランプがずっと点滅しているときは、まず「どのランプが」「何回」「どんな周期で」点滅するかを観察・記録し、取扱説明書や自己診断で内容を特定します。

ユーザーが安全にできるのは、フィルターと吹出口の軽清掃、室外機・ドレン周りの目視確認、そして3〜5分の電源リセットです。

異臭・異音・漏水を伴う、またはリセット直後に再発する場合は使用を中止して相談します。

運用側では、設定温度の段階接近、風向の直撃回避、サーキュレーターの弱活用、遮光と通風の確保で過負荷を減らし、点滅の「必要な出番」自体を小さくできます。

最後に、型番・点滅メモ・自己診断番号・発生条件・試した対処を準備してサポートへ連絡すれば、診断と復旧は最短ルートで進みます。

点滅は「危険の予告信号」。

正しく読み、落ち着いて止める手順さえ守れば、静かで快適な運転へ安全に戻せます。